2022/12/25 :コラム
冬の石垣島の釣りについて
【12月・1月・2月】
石垣島の冬って釣りできるの?
寒さが心配。どんな服装で行けばいいの?
この記事では
を解説しています。
石垣島で冬(12月・1月・2月)に釣りをしようと考えている方はぜひ最後まで見て下さい。
Contents
青い海と青い空!陽気な楽園!そんなイメージがある石垣島ですが、冬はとても天気が悪いです。
とにかく曇り空が多く青空はたまにしか見れません。
それもそのはず、実は沖縄の冬の晴天率は全国最下位なのです。
石垣島 | 東京 | 大阪 | |
---|---|---|---|
冬の日照時間(h) | 268.3 | 538.4 | 438.3 |
冬の降水量(mm) | 411.6 | 174.9 | 163.1 |
東京や大阪に比べて200時間ほど日照時間が少ないのがわかります。
沖縄周辺には目立った陸地がなく、海が広がっていることもあり、北風が吹くと寒気と温暖な「海水温」の温度差によって「雲」が発生。
その雲が流れ込み、大荒れの天気になることがよくあります。
海釣りで狙うターゲットには、よく釣れるシーズンや旬と呼ばれる時期があります。
夏に旬を迎える魚は夏に美味しくなり、冬が旬の魚は冬に脂を蓄え美味しくなります。
沖縄の魚にも釣れやすいシーズン、旬はあるのでしょうか?
沖縄の釣りでは、この季節しか釣れないと言う魚はあまりいません。
季節によって釣れやすい魚は変わりますが、沖縄の高級魚ミーバイ(ハタ)をはじめ、多くの魚は1年を通して釣ることができます。
これは本州に比べて年間平均気温の差が少ないこと、水温の変化の差があまりないことが関係しているそうです。
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島の近海に生息している魚は年を通してあまり変わりませんが、回遊してくる魚は釣れる時期が限定されます。
クロマグロやカツオなどの大型の回遊魚は、春から夏にかけて黒潮に乗って日本列島に接近してきます。
3月から5月にかけてがクロマグロが、5月から7月にかけてがカツオが良く釣れる時期となっています。
冬の石垣島で釣りをするメリットは何があるでしょうか?
大きく分けて3つのメリットがあります。
1.冬に活性が良くなる魚がいる。
2.釣り場が空いている。
3.身軽な格好で釣りが出来る。
沖縄では年間を通して釣れる魚の種類は変わらないもの、冬場によく釣れる魚がいます。
それが【青物】と言われる魚です。
この青物は引きが強く食べても美味しいので釣り人の憧れとされています。
石垣島では冬になるとカンパチ、そして大型のヒラアジなどがよく釣れます。
アジやサバ、ブリやヒラマサなど背の青い魚の総称です。
釣りのときに青物といえば、ブリやヒラマサ、カンパチ、マグロやなどの大型魚を指す言葉となっています。
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冬の青物は食欲旺盛。目の前のエサに喰らいついて来ます。
ピンポイントで仕掛けを落とすことが出来れば十分に釣れる可能性があります。
青物はパワーがあるので、巻き上げるのが多少大変ですが、タイミングが合えば女性やお子様でも十分に釣り上げることが出来ます。
私の実際の体験談になりますが、釣り竿を初めて触ったという女性が20㎏弱のカンパチを釣り上げたこともありました。
冬は閑散期に当たり夏に比べて観光客が減り、石垣島全体が落ち着いてゆったりとした空気になります。
どこの釣り場も貸切に近い状況になります。
人が少ないので、冬は周りに気を使うことなくのんびりと釣りをしたい人にはおススメです。
石垣島の冬は意外と寒いと触れましたが、もっとも寒い平均気温は1月の平均気温でも18.6℃と、本州に比べて非常に温暖な気候と言えます。
服を着こむことなく身軽な格好で釣りを楽しむことが出来ます。
沖縄の寒さの原因はたいてい強い風です。
冷たい風をしっかり防げる格好で釣りをしましょう。
太陽が出ると日焼けすることもあるので、帽子は必需品。
風が強い日は帽子を被り、首もとや耳を隠せる服装がおすすめです。
サングラスもあるといいでしょう。
風を防ぐという点からも、ひざ上くらいの長め&前がしっかりと閉まるアウターであれば安心。
風が防げるウィンドブレーカーがオススメ。
パーカーやトレーナーなど動きやすく、脱ぎ着がしやすい服装がいいでしょう。
風が強くても、太陽が出ると体感温度がぐっと高くなり汗ばむことも!
汗を吸ってくれるTシャツやロングTシャツでOK。
ズボンも風を通しにくいものを選びましょう。急に雨が降ることがあるので撥水性の高いものがベター。
足元の防風もお忘れなく。男性の場合、靴はスニーカー。足首までしっかり隠れる靴下があれば大丈夫です。
冷えやすい女性は、レギンスやタイツを履き、靴は足首まで隠れるハイカットのものだと安心です。
石垣島の冬の海。釣れやすい!釣れたら嬉しい!そんなお魚を5種類ご紹介します。
有名な高級魚ですが、実は石垣島でもよく釣れます。
引きが凄くて味も最高!
冬になり水温が下がると、暖かい水深100mほどの浅場に上がってきます。
【ヒレナガカンパチ】と言う類似種もよく釣れます。
釣り方:
船釣り→ジギング、泳がせ釣り
ヒラアジと言われる大型のアジの仲間をまとめてガーラと呼びます。
GTと呼ばれているのは釣り人の憧れ【ロウニンアジ】
青いラインが綺麗な【カスミアジ】
星を散りばめたような模様が特徴の【ホシカイワリ】
同じような形の類似種がたくさんいます。
どの魚も1m近くサイズになり、釣りごたえ抜群です。
釣り方:
堤防→打ち込み釣り
船釣り→泳がせ釣り、ルアーキャスティング、ジギングなど
方言で《ナガジューミーバイ》長い尻尾のミーバイ(ハタ)という意味。
年を通してよく釣れる魚です。
冬は他のハタ科の魚の活性が下がるせいか、このバラハタがよく釣れるイメージ。
堤防からでも船釣りでも、ルアーからエサ釣り、サビキでもどんな釣り方でもよく釣れます。
真っ赤な体に紫色の斑点。THE沖縄!といった非常に写真映えするお魚です。
釣り方:堤防→打ち込み釣り、エサ釣り、
船釣り→泳がせ釣り、ルアーキャスティング、ジギングなど
長い鼻が天狗のように見えることから【テングハギ】。
方言では《チヌマン》と言います。ユニークな見た目ですが、沖縄県では人気のある魚です。
夏と冬の味の評価が180度違う魚で、夏場のテングハギは身が磯臭く美味しくありませんが、冬場のテングハギには臭みがなく、まるでトロのように脂が乗っています。
刺身はもちろん、鍋に入れても絶品!冬に是非味わっていただきたいお魚です。
釣り方:堤防→フカセ釣り
船釣り→餌釣り
よく知られて居ませんが、実は沖縄県はイカ王国。
1mを超えるような【ソデイカ】や【アオリイカ】、【コブシメ】などの大型のコウイカが多く生息しています。
堤防釣りでエギと言われるルアーを投げて釣るのが一般的。
堤防釣りでも潮が合えば気軽に釣り上げることが出来るので、イカは人気のターゲットです。
釣り方:
堤防→エギング
船釣り→ディープエギング
冬の沖縄はとにかく風が強いです。
風に煽られて海に落ちない様に気をつけましょう。
強風に伴い波が高い日も多いので、風が強い日には無理をして釣りをしないようにしましょう。
本州に比べ、いかに石垣島が温暖な気候だとは言え、天気が悪く風が強い時の体感温度は気温以上に低く感じます。
しっかりと防寒対策をして釣りに望みましょう。
冬の沖縄は急に天気が変わることがあります。
特に2月は天候が急変しやすく、「ニンガチカジマワリ(2月の風回り)」と言う方言があるほどで、海人たちに恐れられています。
曇りが多く、結構寒い、そして天気が変わりやすい冬の石垣島。
釣りをするのは少し大変な時期ですが、釣り人の憧れ、ガーラやカンパチなどの青物のベストシーズン!
そして釣り場に人が少なく、狙い目の時期でもあります。
寒さ対策をしっかりして、冬の石垣島での釣りを楽しみましょう!
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!