2022/12/12 :コラム
お魚の持ち帰りの制限について
毎日海に出ていてたくさんの魚を釣ってきました。
もちろん自然のものですから釣れる日も、全然釣れない日もあります。
釣れる日は面白いくらいに仕掛けに魚が食いついて、
この海域に魚がいなくなっちゃうんじゃないかな?
なんて思うくらいの日もあります。
今までたくさんの魚を釣りあげて
数えきれないほどの魚を絞めてきました。
それが私の仕事だから、、、と言えばそれまでなのですが。
魚が釣れて嬉しい反面、「これは本当に正解なのだろうか?」
と何か後ろめたい気持ちを感じていました。
そう言えば海人(うみんちゅ)のおじぃが言っていました。
「昔に比べたら海から魚がいなくなったさぁ〜。」
少しずつ少しずつ、この綺麗な海から確実に魚が減っていっています。
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日によっては、大きな魚が何匹も釣れることもあります。
魚がたくさん釣れるとやはり嬉しいです。
しかし、なんでもかんでも生きている魚を殺して
持ち帰っていいのでしょうか?
そして環境には、生息する魚の数には限りがありますし、魚にも命があります。
釣れてるからいいや!
と、取り尽くしてしまうと魚はその海域から居なくなってしまいます。
もしかすると何年も後に、食べる魚がいなくなって困るのは我々人間かもしれません。
フィッシュソングでは食べられる分だけ魚を持ち帰ること
必要以上に魚を獲らないように配慮することに致しました。
自然と魚と共存していくために。
釣れた魚はエアーポンプのついた生簀&魚籠(びく)で生かしておき
持ち帰る分をお客様と相談し
残りは生きている状態でリリースしてから帰ります。
お魚持ち帰りの基準として、
お刺身になるような、35cm以上の大きなお魚はお一人様1匹まで。
何匹も釣れた場合は生簀にキープしておいてもらって
たくさん釣れた場合は選んでもらって残りの魚はツアーの最後にリリースします。
15cm以上、35cm以下の中型のお魚はお一人様3匹まで。
煮物や唐揚げにちょうどいいサイズのお魚です。
15cm以下の小魚やまだ稚魚の小さなお魚は、基本リリースとさせていただきます。
魚と海の資源を守る為に
皆様にはご理解とご協力をいただければ嬉しく思います。
フィッシュソング代表 平柳