2022/04/03 :コラム
はいさい!
海の上で釣りを楽しむ以上。安全が第一なのは当たり前ですが、
フィッシュソングのツアー中止の条件は何でしょう?
と最近よく聞かれるのでお答えしていきたいと思います。
Contents
船釣りをする上で、というか海で遊ぶ上で一番重要なこの条件。
波が3mを超えてしまうと安全に釣りを楽しむことが難しくなってきます。
船釣りには色々な釣り方ありますが、フィッシュソングのツアーで行う釣りは、ある程度の深度が必要となります。
グルクンを釣ってから大物を狙うパターンが多いのですが、浅いところに生息しているグルクンは船の底が見えてしまうからか、あまり釣れません。
グルクン釣りをするのには少し深さが必要なのです。
フィッシュソングのツアーで必要な水深は20mから35mほど。
石垣島の海は遠浅ですから、少し島から離れないと水深が取れません。
なので、3mほどの波でも水深が深い場所ではより波が高くなります。
一般的に波が3m以上になるとうねりを伴ってきます。
対照的にシュノーケル船やダイビング船が止まっている場所は大体水深10mほど。
シュノーケルやダイビングのツアーは開催されているのに釣りに行けない場合があるのは、ポイントの深さの違いがあるからなのです。
うねり。
これも出港が出来るかどうかを左右する重要な要素になります。
うねりってよく聞くけどなんぞや?
波とうねりって何がちがうんだべや?
そう思う人も多いと思います。
一般的に波は風とワンセットになっています。
ようするに風が吹くと波が発生します。
風が強ければ強いほど波も高くなっていきます。
うねりというのは風が関係しない海面の上下運動。
極端な話、風が全然ない日でもうねりがあることもあります。
正確にはうねりが【残っている】ことがあります。
風が強い日が続いた後数日間うねりが残ることがあります。
体感的には波が一つ一つの水の壁だとすると、
うねりは海全体が動いているかのような印象を受けます。
台風が近海にある、気圧の関係。潮の満ち引き色々な要素でうねりは発生します。
波と同じく。もちろんうねりが大きい日は海に出ることが難しくなります。
正直いくら雨が降ろうと釣りをする行為事態にはさほど影響はありませんが
風の強さ。これはダイレクトに釣りに影響してきます。
風が強いと波が高いです。これはほとんどワンセット。
フィッシュソングの出港基準は大体風速7mほど。
風速が8mを超えてしまうと風で船が流されアンカーがかかりにくくなり、釣り自体もやりづらくなります。
フィッシュソングの基準では、風速が8mないし9mの表示になると出港が難しくなってきます。
※ポイントや風向き、うねりによって例外もあり。
風速が10mを超えてしまうと軽い台風並みの突風です。釣りどころか全てのマリンレジャー自体の開催自体難しくなってきます。
雷も釣りツアーの開催に影響を与える大きな要素です。
雷は高い所に落ちるので
海の上に浮かぶ船は雷にとって格好の標的と言うことになります。
雷に打たれてしまうとひとたまりもありません。
一たび雷がなってしまうと海上では逃げ場がありません。
雷注意報が発令されると出港にも黄信号が灯ることになります。
様々な要素がツアーの開催に影響を与えます。
ベタ凪の穏やかな海で大きな魚を釣って笑う。
もちろんそんなツアーが理想ではありますが。
色々な表情を見せる海で様様な要素に一喜一憂するのも
自然を相手にする遊び【釣り】ならではだと思います。
もちろん海況が悪い時は無理は絶対にいけません。
安全第一で釣りを楽しんじゃいましょう。
フィッシュソング 平柳